準備編からの続き
前回の準備編から今回は実際に生体を水槽にいれるまでの方法をお伝えしていきます。
水槽のセッティングをする
カルキを抜いた水をいれる
まずは水槽に水を入れていくのですが、その前に水道水のカルキ（残留塩素）を取り除きます。
カルキ（残留塩素）は生体にとって毒になります。そのため必ずこの作業が必要になります。
カルキを取り除くためには専用のカルキ抜きを使います。固形の物と液体のものがありますが、液体のほうがすぐにカルキを取り除けるのでおすすめです。
フィルターを設置する
次にフィルターを設置し電源を入れてみましょう。そうするとフィルターに水が吸われ水位が下がるので少し水を足してあげます。
ヒーターを入れる
そしてヒーターを設置します。ヒーターは取扱によっては重大な事故につながったり、故障によって生体が亡くなってしまうリスクがあるので、しっかりと取扱説明書を読むようにしてください。
このとき温度計を買って置くと今水温が何度かわかるので絶対に必須ではありませんがあると便利です。
LEDライトをつける
最後にLEDライトを設置して電気をつけてみましょう。今回は生体メインの水槽をイメージしているのでただ水槽に水が入っているだけでしょう。この場合お好みで水槽のレイアウト品などを入れると映えます。
底砂や水草などを入れたほうがよりアクアリウムらしくなりますが、まずは生体を飼育することになれないとメンテナンスが大変なので初心者の方はシンプルにやったほうがいいと僕は思っています。
１週間くらい様子を見る
水槽のセッティングが完了したら、少しの期間水槽に何も入れずに回してみてください。はやくて3日
長くても1週間くらい様子をみたほうがいいです。
その理由は、水槽に水を入れたばかりだと水質が安定しないためです。その日の内にすぐ魚を入れてしまうと水質の変化が激しくなり生体に大きなストレスがかかりやすくなり弱ってしまいます。そのためある程度安定してからのほうが水質の変化を少なくできストレスを減らせます。
ただ、水槽になにも入れずに放っておいても生体を入れると必ず水質の変化は起きるので、長い期間を設けるよりかはある程度の日数でいいと思います。
アクアリウムショップで生体を買ってくる
ある程度の日にちが立ったらアクアリウムショップで生体を買いましょう。
店員さんにこの魚を何匹買いたいですと声をかければ魚をとってくれます。
このときに店員さんにわからないことを相談するといろいろと教えてくれます。
買ったあとはできるだけ早く家に帰って生体のストレスがかからないようにしましょう。
水合わせをする
家に帰ったら水合わせと言った作業をします。魚を飼う上でこの作業が一番大切です。
まずは、もとの飼育水と水槽の温度を合わせるために水温合わせをします。
生体を買ったらおそらくビニール袋に入っていると思うのでゴムなどで縛っているところを開けずに水槽に浮かべましょう。このときビニール袋が2重になっているときは外側の袋をとりましょう。水槽の水がいっぱいで溢れてしまうときは水槽内の水を少し抜きます。
目安はだいたい３０分くらい水温合わせをしてください。
水温合わせが終わったら次は水合わせをしていきます。
袋の口を開け飼育水を半分くらい抜きます。そのまま水槽に浮かべておき、抜いた水の三分の一くらいの水槽の水を袋に入れます。その後約１０分放置します。また三分の一くらい水をいれ１０分放置。また水をいれ１０分放置をします。大体３０分を目安に抜いた半分の飼育水を水槽内の水で3回に分けて補充していくイメージです。不安な方はこの作業を５、６回に分けてやってください。
いきなり新しい水に魚を入れてしまうと急激な環境の変化でショックをおこしてしまい。一気に弱ったり急に亡くなってしまいます。そのため新しい環境に慣れてもらうために丁寧に水合わせをすることがとても重要です。
生体を入れる
水合わせが終わったら生体を入れたいきます。このとき、もとの飼育水ができるだけ入らないように入れていきます。袋の水を限りなく抜いて入れたり、網を使って生体だけを入れるようにしましょう。
これで生体メインのアクアリウムの完成です。
注意点
導入してからすぐ餌をやらない
生体を入れたら嬉しくなり餌をあげたくなるのですがその日の内に餌を与えるのは避けるのが無難です。魚は新しい環境で少なからずストレスがかかっているので２、３日開けてから餌をあげるようにしてください。
まとめ
今回は導入編で生体を水槽にいれるまでのやり方でした。特に重要なのは水合わせなのでこの作業は念入りにやってください。
次はメンテナンス編をやろうと思います。
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